キャンプの焚き火の後始末ってどうすればいいのか悩みますよね(>_<)
僕も、はじめの頃は
- 薪にまだ火が付いてるけど水をかけて消してしまってもいいのかな?
- 薪が炭になってからも、まだ熱かったり煙が出たりする
- 残った灰や炭の処理はどうすれば……?!
ひとつひとつに、迷っていました^^;
とにかく火がちゃんと消えてなくて火事になったら大変だし、環境への影響も気になる。
焚き火をするのは楽しいけど、やっぱりちゃんと後始末までしないとね。
今回は焚き火の後始末の方法について、初めての人でも簡単にできるように解説したいと思います。
キャンプの焚き火の後始末の方法は?
焚き火の後始末の流れはこんな感じ。
- 薪を燃やし切ってしまう
- 確実に火を消す
- 残った炭や灰の処理をする
詳しく解説していきますね!
薪を燃やし切ってしまう
まずは「薪」を全部燃やし切ってしまいましょう。
燃やし切ってしまった方が、炭や灰になるので片付けが楽になりますよ。
まだよく燃えている状態なら、薪同士を離して広げてやると少しずつ火が弱まってきます。
「火に水をかけると消える」と言えども、火がついたままの消化は危険です!
しかも、炭って水をかけただけでは完全に消えないです。
焚き火を終わらせる1時間前位には、薪を入れるのをやめておけば、後始末の頃には自然と薪は燃え切って火が弱まっていますよ。
片付けの1時間前には薪を入れるのをストップ!
確実に火を消す
燃え切った薪は炭や灰になっていますが、まだ熱かったり煙が出たりして火がついている状態です。
なので確実に火を消していきます。
先程もお話しましたが、炭に水をかけただけでは完全に消えていません。
消えたように見えても炭の中心部はまだ静かに燃えていて、空気中に酸素があることで何かの拍子で再び燃え上がる可能性があるんです(>_<)
なので僕は、バケツにたっぷり水を入れてその中に火箸で炭を付かんで一つずつ入れて確実に火を消していくようにしています。
バケツに入れた炭は、焚き火台を片付ける間しばらく放置。これで完全に火を消します。
※プラスチック製のバケツは、熱で変形する可能性があるので避けましょう。
残った炭や灰の処理をする
残った炭や灰の処理は、キャンプ場によってルールが決まっているので必ず確認しましょう。
- 炭や灰を廃棄する場所が決まっている
- 灰を土に埋めるのは禁止
など、キャンプ場にもよりますが「焚き火の後始末」についてのルールがありますよ。
ちなみに「炭」は再利用できます^^
水に濡れた場合も、乾かせば再利用できますよ~。
大きめの炭はもちろん、細かくなってしまった炭でも次回の火起こしに使うことができるので僕は残しておきます。
灰も袋に入れて持ち帰ります。
『灰なんてどうするの?!』
と思われるかもしれませんが、実は肥料になるんですね^^
僕は家の花壇や畑の土にまいています。
焚き火の後始末でやってはいけないこと!
焚き火の後始末でやってはいけないことを3つお話します。
- 焚き火台に水をかけて火を消す
- 炭をビニール袋に入れる
- 炭や灰を土に埋める
焚き火台に水をかけて火を消す
焚き火台に直接水をかけて火を消すのはオススメしません(>_<)
なぜなら、大切な焚き火台が変形する可能性があるから……!
それまで火が燃えていて高温だった焚き火台が、水をかけることで急激に温度が下がることになります。
焚き火台の「素材」にもよるんですが、急激な温度変化が金属を変形させることにつながります。
「水をかける」ただそれだけの行為で、焚き火台が壊れてしまうなんて……!
『火を消す=水をかける』って、結構やってしまうことなので気をつけてくださいね(>_<)
炭をビニール袋に入れる
水をかけたり、水につけたりして「確実に火が消えている炭」ならビニール袋に入れても大丈夫です。
でも例えば、夜に自然に鎮火させて、朝になって『もう燃えていないだろう。』と思った炭をビニール袋に入れたら、袋に穴が開いた……。
そう、一晩経って『もう火が消えただろう。』と思っていた炭が、まだ中心部は燃えていたという恐ろしい話です(>_<)
炭って、見た目だけで「燃えている」「燃えていない」がわかりにくいんですね。
手で触れたとしても、中心部は火が残っていたということも十分あり得るので注意してください。
炭や灰を土に埋める
炭は土に還りません。
分解されず黒い塊のまま残ってしまいます。なので土に埋めるのは環境にも優しくありません。
一方、灰は先程、僕は持ち帰って肥料にしているとお伝えしました。
『じゃあ土に埋めてもいいのでは?』
と思われるかもしれませんが、キャンプ場の土に埋めるのはやめましょう(>_<)
「キャンプ場のルールを守る」という理由もあるんですが、土もたくさんの灰をもらっても困ってしまうんです。
肥料って、与えすぎると良くないですよね?
それと同じで、大量の灰を土に埋めることで逆に土が悪くなってしまうことにつながります。
キャンプ場はたくさんの人が利用するので、他の人も焚き火の後始末をする度に灰を土に埋めていたら……?
炭も灰も土に埋めるのではなく、キャンプ場の決まった場所に捨てたり、持ち帰ってゴミに出したりするのがいいですね。
焚き火の後始末が簡単になる方法はコレ!
焚き火の後始末で厄介なのが「炭や灰の処理」だとわかっていただけたかと思います。
特に、
ほんとにちゃんと消えてる?!
って心配になりますよね(>_<)
そんな時には、
- 確実に火を消すことができる!
- 後の処理も簡単!
になる便利なアイテムがあります。
「火消し壺」
です。
火消し壺っていうは、その名の通り「火を消してくれる入れ物」のこと^^
火のついた炭や薪を入れて蓋をすると、密閉することによって酸素がなくなり消化されるという仕組みです。
火が消えるまで時間がかかってしまう炭でも、火消し壺に入れて蓋をしておくだけで勝手に消えてくれます。
しかも、消化した炭は再利用が可能!
水をかけて火を消した炭を再利用する時には、しっかりと乾かさないといけないのですが、火消し壺ならこの作業を省くことができます。
なので、焚き火の後始末をして火消し壺に入れた炭は、そのまま次回のキャンプに持って行けばすぐに使う事ができるということです。
- 焚き火の後始末に時間がかかってしまう
- 火が確実に消えたか心配
そんな時には「火消し壺」を使うと作業が楽になりますよ~^^
まとめ
キャンプでの焚き火の後始末のポイントは
- 確実に火を消すこと
- 炭や灰の処理をきちんと行うこと
です。
バケツにたっぷり水を入れて炭を1つずつ入れて消したり、灰を肥料にしたりする僕のやり方も参考にしてもらえたら嬉しいです^^
焚き火の後始末をする時に便利なアイテム「火消し壺」を使うと、作業が楽になるし時短にもつながりますよ。
火消し壺に入れて消火した炭は、そのまま入れておいて次回のキャンプで再利用できるところもいいですね♪
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